
はじめに
今やSNSやネット上にはさまざまなダイエット情報があふれていますが、その中には科学的根拠の乏しいものや、健康を害する可能性のある極端な方法も見受けられます。正しい知識を持たずにダイエットを始めてしまうと、逆効果になることも。そこで今回は、安全かつ効果的に体脂肪を減らす「ローファットダイエット」について、具体的な実践方法や食事例も交えながら詳しくご紹介します。
ローファットダイエットとは?

ローファットダイエットとは、脂質の摂取を控えることで総摂取カロリーを抑え、体重や体脂肪を健康的に減らしていくダイエット法です。
カロリーの基本
- タンパク質:1g = 4kcal
- 炭水化物:1g = 4kcal
- 脂質:1g = 9kcal
脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎるとすぐに余剰エネルギーとして体脂肪になりやすいため、適切に制限することが重要です。
ステップ1:自分のダイエットカロリーを知る

まずは自分にとって適切な摂取カロリー(ダイエットカロリー)を知りましょう。
計算式:
体重(kg) × 25kcal = ダイエットカロリー
例:60kgの人の場合→ 60 × 25 = 1500kcal
※この数値はあくまで目安です。年齢、性別、日常活動量(デスクワーク中心か、立ち仕事かなど)により大きく異なりますので、必要に応じて見直しましょう。
ステップ2:PFCバランスの設定
PFCとは、タンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の略です。
それぞれの栄養素は次のような働きがあります:
- タンパク質:筋肉や皮膚など身体の材料になる
- 脂質:ホルモンや細胞膜の構成要素になる
- 炭水化物:身体や脳の主要なエネルギー源
推奨バランス:
- タンパク質:体重×1.5g(例:60kg → 90g)
- 脂質:総摂取カロリーの20%(例:1500kcal × 0.20 = 300kcal → 33g)
- 炭水化物:残りのカロリー(例:870kcal → 217g)
ステップ3:食事の記録とアプリの活用

ダイエット成功の鍵は「見える化」。
おすすめアプリ:
- MyFitnessPal
- あすけん
毎日の食事や摂取カロリー、PFCバランスをアプリで記録することで、目標に対しての達成度が可視化され、モチベーション維持にもつながります。
成功するための8つのポイント

1. タンパク質を毎食摂る
筋肉を維持するために、15〜20gのたんぱく質を毎食意識的に摂りましょう。
2. 1日3食しっかり食べる
朝3:昼5:夜2の比率で食事量を調整。夜は軽めに、就寝の3時間前までに済ませましょう。
3. 良質な脂質を摂る
オリーブオイル、アボカド、青魚などに多く含まれる「不飽和脂肪酸」を意識的に摂取しましょう。
- 一価不飽和脂肪酸(オメガ9):オリーブオイル、アボカドなど
- 多価不飽和脂肪酸(オメガ3):青魚、えごま油、アマニ油など
4. 食物繊維を摂る
腸内環境を整えるために、海藻類やキノコ類を活用しましょう。目標量:男性20g以上、女性18g以上。
5. 水分は2リットル以上
代謝や便通の改善に有効。こまめな水分補給を心がけましょう。
6. 適度な運動をする
筋力トレーニング(週2〜3回)と有酸素運動(20〜40分)を組み合わせるのが理想的。
7. 停滞期にはハイカーボデイやチートデイを
- ハイカーボデイ:炭水化物を体重の6〜8倍g摂取し、脂質やタンパク質は通常通り。代謝をリセットしやすい。
- チートデイ:好きなものを自由に食べる。体重×40kcalを目安に、心理的ストレス軽減と代謝回復が目的。
どちらも「停滞期(体重が1週間以上変化しない、体温が0.2度ほど下がる)」に取り入れるのが効果的です。
8. 低GI炭水化物を選ぶ
GI(グリセミック・インデックス)値が低い食品は、血糖値の上昇が穏やかで体脂肪がつきにくくなります。
- 玄米、オートミール、さつま芋、全粒粉パンなどを活用しましょう。
食事例(献立例)

朝食例
- 全粒粉パン(トースト1枚)
- ゆで卵または目玉焼き(1個)
- ブロッコリースプラウトとツナのサラダ(ノンオイルドレッシング)
- コンソメスープ(きのこや玉ねぎ入り)
- プレーンヨーグルト(無脂肪、少量のフルーツ添え)
- 緑茶または白湯メスープ
昼食例
- 鶏胸肉のグリル(100〜120g、塩・胡椒・レモンで味付け)
- ブロッコリーの温野菜(少量のオリーブオイルと塩)
- 玄米(150g、雑穀を混ぜても可)
- 味噌汁(わかめ、豆腐、ねぎなど具沢山で栄養バランスアップ)
- 小鉢:ひじきの煮物やきんぴらごぼうなど
夕食例
- 鰹の刺身(80〜100g、生姜やポン酢でさっぱりと)
- ほうれん草のおひたし(かつお節と少量の醤油)
- ミニトマトと豆腐のサラダ(ノンオイルドレッシング)
- わかめときのこのスープ(低カロリーで食物繊維豊富)
- 雑穀入り玄米(少量、100g)
まとめ

ローファットダイエットは、脂質を適切にコントロールすることで、健康的に体脂肪を減らす方法です。栄養バランスを意識した食事と適度な運動を習慣にすることで、リバウンドのない美しい体づくりを目指しましょう。

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