

こんにちは!女性専門パーソナルジム【REVIA】(レヴィア)専属の管理栄養士あかりです。



あかりさ〜ん!最近全然痩せないし、夜もぐっすり眠れなくて💦
どうにかなりませんか?!



レヴィアちゃん、その悩み…実は“朝ごはん”がカギかもしれないのよ!
「睡眠の質を上げたい」「痩せやすい体になりたい」
そんな方に意外な共通点。それが――朝食です。
実は、良質な睡眠も痩せ体質も、朝食の内容とタイミングに左右されているのをご存じですか?
この記事では、「睡眠と朝食の関係」や「痩せるための栄養戦略」について、科学的な視点からわかりやすく解説します。
朝起きた瞬間から、体は“睡眠の準備”を始めている
人間の体は朝目覚めた瞬間から、すでに次の夜に向けて「睡眠の準備」を始めています。



え!?寝る準備って夜するんじゃないの?



そう思うわよね。でも実は、体内では朝から“夜の睡眠ホルモン”を作る準備が始まってるの。
そしてその準備には、「たんぱく質」「ビタミンC」「マグネシウム」といった栄養素が不可欠なのよ✨
睡眠の準備のカギとなるのが、「ホルモン」と「栄養素」。
朝の栄養状態が、夜の眠りに直結しているのです。
コルチゾールとビタミンCの関係





まずは朝のホルモン「コルチゾール」の話ね。
これは、朝の目覚めとともに分泌される“スイッチホルモン”。
起床後、私たちの体は活動モードに入るため、「コルチゾール」というホルモンを分泌します。
このホルモンは交感神経を活性化させ、エネルギーを生み出すスイッチのような役割を果たします。
ですが、コルチゾールは大量のビタミンCを消費するのです。
特に分泌が活発になる9〜10時までにビタミンCを摂らないと、脳の海馬(記憶を司る部分)にダメージを与える恐れがあります。
つまり、朝食でビタミンCを摂ることは、脳とストレスへの防御になるのです。
良質な睡眠ホルモン「メラトニン」は朝のたんぱく質から作られる





夜ぐっすり眠るために欠かせないのが「メラトニン」っていうホルモンなんだけど…



はいはい、眠くなるやつですよね。寝る前に分泌されるやつ!



その通り✨
でもね、その材料になるのは朝に摂るたんぱく質なのよ。
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」
その原因は、朝のたんぱく質不足かもしれません。
人が眠りにつくには「メラトニン」というホルモンが必要です。
このメラトニンは、以下の流れで体内で作られます。
たんぱく質 → トリプトファン → セロトニン → メラトニン
この一連の変換には、13〜15時間ほどかかります。
たとえば、夜22時に寝たいなら、朝7時までにたんぱく質を摂っておくことが理想なのです。



13〜15時間💦そんなに時間がかかるんだ!?
睡眠不足がダイエットや体重増加に与える影響は、想像以上に大きいです。
多くの人が睡眠の重要性を見落としがちですが、実は睡眠はダイエット成功の鍵を握っているのです。
詳しくは【睡眠とダイエットの科学的メカニズム】の記事で解説していますので、ぜひご覧ください!
そして、睡眠時間だけでなく「早寝早起き」もダイエット成功に大きく関係しています。
“寝る時間・起きる時間”そのものが、代謝や脂肪の蓄積に影響することがわかってきています。
詳しくは【早寝早起きで痩せ体質に!睡眠時間とホルモンの深い関係】の記事で詳しく解説しています。
マグネシウムは代謝のカギを握る重要なミネラル





次に紹介したいのが、現代人に不足しがちな「マグネシウム」!



マグネシウムって、筋肉をほぐすって聞いたことあるけど…



正解!でもそれだけじゃなくて、
300以上の代謝反応に関与している超重要ミネラルなの。
マグネシウムというと、「筋肉をゆるめる」「リラックス効果がある」といったイメージが強いかもしれません。
もちろんそれも大切な働きですが、実はそれ以上に、マグネシウムは全身の代謝に深く関わる“必須の微量栄養素”です。
マグネシウムは、300種類以上の酵素反応をサポートする役割があり、エネルギー産生・たんぱく質合成・血糖値のコントロール・神経伝達など、生命維持に欠かせない機能に関与しています。
特に現代人は、加工食品やストレス、カフェインなどの影響でマグネシウム不足に陥りやすい状況にあります。
不足するとどうなるか?
✔ エネルギー代謝の低下
✔ 神経の興奮状態が続く(イライラ、不眠)
✔ ホルモンバランスの乱れ
など、身体と心にさまざまな不調が現れます。



思い当たるふししかない💦
豆類、海藻類、ナッツ類、玄米、緑の葉野菜などに多く含まれているので、意識して取り入れていきたい栄養素です。
時間栄養学で見た理想的な食事タイミング


人間の体には「時間ごとの役割」があります。
時間帯 | 体の働き | 食事のポイント |
---|---|---|
4〜12時 | 排泄の時間 | 消化に優しい食事を。炭水化物、ビタミン、ミネラル中心に。 |
12〜20時 | 活動の時間 | エネルギーを多く使う時間。糖質、たんぱく質をしっかり。 |
20〜4時 | 同化の時間 | 吸収・蓄積モード。脂肪になりやすいので糖質は控えめに。 |
朝食を抜くと、不眠と肥満のリスクが高まる?



「朝は食欲ないから…」って抜いてない?
朝食を抜くと不眠と肥満のリスクが高まることはさまざまな論文からわかっているの。



うっ…ギクッ💦
前述したように、朝食を摂らないと、体内でストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されることが、多くの研究で示されています。コルチゾールは本来、朝に自然と分泌が高まることで覚醒を促しますが、朝食を抜くとコルチゾールの調節が崩れ、一方的に分泌され続けるため、慢性的なストレス反応を引き起こしやすくなります(Dickmeis, 2009)。これにより、血糖値の急激な変動や、脳機能への悪影響、不眠、さらには過食といった悪循環に陥るリスクが高まることが報告されています(Nedergaard et al., 2015; Adam & Epel, 2007)。
一方で、朝食をしっかり摂ることで、睡眠ホルモンであるメラトニンの生成がスムーズになり、夜間の質の高い睡眠が促進されることもわかっています(Zisapel, 2018)。質の良い睡眠は自律神経やホルモンバランスの安定につながり、結果的に基礎代謝を整え、痩せやすい体質を作る基盤となります(Tasali & Van Cauter, 2006)。



明日からちゃんと朝食、食べますっ!
具体的なおすすめ朝食例



じゃあ最後に、忙しい朝でも食べやすい朝ごはんをご紹介♪
- 和食派さんにおすすめ
ごはん+納豆+味噌汁(豆腐・わかめ)+キウイやいちご - 洋食派さんにおすすめ
オートミール+豆乳+ベリー+ゆで卵 - 手軽派さんにおすすめ
ヨーグルト+ナッツ+バナナ+プロテインドリンク
おわりに:朝食を整えれば、夜ぐっすり眠れて自然と痩せる!
朝食を変えるだけで、体は1日のリズムを取り戻します。
良質な睡眠 → 代謝の安定 → 痩せ体質 という好循環が生まれるのです。
「眠れない」「痩せにくい」と感じている方こそ、まずは朝食から整えてみませんか?
私たちの女性専用パーソナルジム【REVIA】では、無理な食事制限をせず「食べて痩せる」を大切に、ローファット(低脂質)ダイエットを取り入れたプログラムをご提案しています。
専属の管理栄養士があなたの生活リズムや体質に合わせて、朝食を含めた食事内容をしっかりサポート。無理なく、健康的に理想の体へと導きます。
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守谷市・つくば市・土浦市にある「REVIAパーソナルジム」はパーソナルトレーナーだけでなく、管理栄養士やヨガインストラクターも揃っています。お客様に合ったトレーニング指導から食事指導まで幅広くサポートいたします。身体に関するお悩みがある方は、お気軽にご連絡やご相談をお待ちしております。
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