

こんにちは!女性専門パーソナルジム【REVIA】のレヴィアちゃんです!
最近、腰が痛くて…友達から『反り腰じゃない?』って言われたんだけど、本当にそうなのかな?



それはよく聞く話だね!
実は、腰痛やぽっこりお腹、猫背の原因が「スウェイバック姿勢」だったという女性、結構多いんだよ。
今日は、「スウェイバックって何?」「反り腰とどう違うの?」という疑問にお答えしながら、セルフチェック方法と簡単エクササイズまでご紹介します!
骨盤はもともと少し前に傾いている


骨盤は健康な成人において約20~30度の前傾角度を持つことが多く、この角度は体型や性別、年齢などによって個人差があります。前傾位にある骨盤は、腰椎が自然な生理的前弯(約46〜60度)を保つのを助け、脊柱全体の安定と効率的な体の動きを支えています。



骨盤ってそもそも少し前に傾いているんだ!
骨盤と腰椎の位置安定に重要な筋肉



反り腰にはどんな筋肉が関係しているの?



骨盤と腰椎の位置を安定させるいくつかの筋肉が関係しているよ!
骨盤と腰椎の安定には以下の筋肉が重要です。


- 腹筋群(腹直筋・腹横筋)
骨盤を後傾させ、腰椎の前弯をコントロールします。腹筋が弱いと骨盤の前傾が強まりやすくなります。 - 臀筋群(大臀筋・中臀筋)
骨盤の安定に関与し、骨盤の過剰な前傾を抑制します。 - 腰部伸筋群(脊柱起立筋など)
腰椎の前弯を支えますが、過剰な緊張は反り腰を助長することがあります。 - 腸腰筋
骨盤を前傾させる作用が強く、過度に緊張すると反り腰の原因となります。
反り腰・スウェイバック姿勢とは
反り腰
女性の場合、腹筋や臀筋の筋力が弱くなったり、筋バランスが崩れたりすると、骨盤をしっかり支える力が低下し、骨盤の過剰な前傾を招きます。
その結果、腰椎の前弯が強まり、反り腰の状態になります。これが続くと、腰椎の椎間関節や椎間板に負担がかかり、腰痛や姿勢の乱れを引き起こす原因となるのです。
反り腰の詳しい解説はこちらのブログをチェックしてみてください👇
【姿勢は“力でキープ”ではなく、“自然に戻る”感覚が反り腰改善のカギ】
スウェイバック姿勢
女性は反り腰になりやすい条件が多い中、なぜスウェイバック姿勢の女性が増えいているのでしょうか。
スウェイバック姿勢が増えている主な理由は、運動不足による体幹筋の弱化や、スマホ・PC操作による猫背や骨盤の前滑り姿勢が日常化していることにあります。そして、筋力を使わない「楽な立ち方」が影響し、反り腰からスウェイバックへと移行しやすくなっています。
スウェイバック姿勢のメカニズム
①腸腰筋の過剰使用と機能不全
スウェイバック姿勢では、股関節が過度に伸展位でロックされた状態になりやすく、それを支えるために腸腰筋(特に大腰筋)が持続的に緊張します。
このような状態が続くと、腸腰筋は過剰に働きすぎてしまい、結果的に機能不全(=正しく働けない)を起こします。
② 腸骨大腿靭帯による受動的な姿勢保持
股関節が伸展されたままのスウェイバック姿勢では、腸骨大腿靭帯にテンションがかかり、身体を「受動的に」支えるようになります。
本来、姿勢は筋肉の働きによって制御されるべきですが、スウェイバックでは筋力ではなく靭帯テンションで姿勢を支えるため、動的な安定性が失われます。
③臀筋群の萎縮と不活性
このような姿勢が続くと、大臀筋や中臀筋といった股関節の伸展・外旋・安定に関わる筋群が使われにくくなり、萎縮・機能低下が起こります。
臀筋は、骨盤の安定や立位姿勢の保持に重要な役割を果たすため、その低下はさらに姿勢の崩れを助長します。
④ 大腿前面(大腿直筋など)とふくらはぎ(腓腹筋など)の緊張
骨盤が前方にスライドし、股関節が伸展位で固まることで、大腿前面(特に大腿直筋)や下腿後面(特に腓腹筋)に過剰な緊張が生じます。
これらの筋は姿勢保持に代償的に使われるようになり、次第に過緊張状態となって柔軟性を失います。
⑤ 下腹部の突出(下っ腹が出る)
腸腰筋と臀筋のアンバランス、大腿部のタイトネスに加え、腹直筋下部や腹横筋の機能不全が加わると、骨盤が前方にスライドしたまま腹部の支持力が低下します。
その結果、腹部が前方に突出し、「ぽっこりお腹」や「下っ腹が出ている」ような見た目になります。



骨盤が前方にスライドしてるってどういうこと?



立っているときにお尻が前に出て、上半身は後ろにずれて背中が丸くなって頭が前に出ている姿勢をイメージしてみて。


スウェイバック姿勢を直すべき理由
スウェイバック姿勢は、腰や背中に負担をかけて痛みの原因になりやすく、筋肉のバランスも崩れて姿勢がさらに悪化します。呼吸が浅くなり集中力や体力にも影響し、見た目の印象も悪くなります。さらに、動作効率が落ちてケガのリスクも高まるため、早めの改善が大切です。
姿勢のセルフチェック



ここまで話を聞いていたら、私反り腰じゃなくてスウェイバック姿勢なのかもって思うんだけど、自分じゃよくわからなくて…簡単にチェックできる方法ある?



自宅でも簡単にできる“壁立ちチェック”がおすすめだよ。でもね、壁立ちチェックは万能ではないから「参考にはなる」というくらいに捉えて!
壁立ちチェックは、手軽で視覚的にも分かりやすいため、初期のセルフチェックとしては有用です。
一方で、厳密な診断や研究レベルでの妥当性を担保するものではありません。可能であれば、写真撮影による角度評価や、必要に応じて専門機関による姿勢測定を併用するのが理想的です。
壁立ちチェック


- 壁から30cmほど離れて、リラックスして立ちます
- ゆっくりと5cmくらいずつ、そのままの姿勢で壁の方にバックしていきます
- 体の一部が壁についたら止まります→肩甲骨が先についたらスウェイバックの可能性、お尻が先についたら反り腰の可能性あり
- その後、お尻と背中を壁につけて、腰と壁の間の隙間をチェックします→手のひらの厚みよりあると反り腰の可能性あり
写真を使った姿勢セルフ評価法
準備するもの
- スマートフォン or カメラ
- 壁(背景がわかりやすいもの)
- カメラスタンド or 誰かの協力
撮影方法
- 横向きに立ち、足幅は自然に(腰幅程度)
- 力を抜いてリラックス
- 地面に対してカメラを腰の高さに固定
- 全身がフレームに入るようにして1枚撮影





耳→肩→腰→膝→くるぶし”が、1本の直線に近ければOKです。
線を引いてみると、自分の姿勢のクセが一目瞭然になります!
スウェイバック改善エクササイズ



姿勢がわかったところで、改善するためにどんな運動をすればいいの?



スウェイバック改善には、「骨盤と体幹を支える筋肉を“目覚めさせる”こと」「胸郭の位置を整えて、呼吸を深くすること」が大切!
① ドローイン(腹横筋の活性化)


- 仰向けに寝て、膝を立てる
- 鼻から息を吸ってお腹を軽く膨らませる
- 息を吐きながら、おへそを背骨に引き寄せるように凹ませる(5秒キープ)
- これを10回繰り返す
② ヒップリフト(大臀筋の強化)
- 仰向けに寝て、膝を90度に立てる
- かかとで床を押しながら、お尻をゆっくり持ち上げる
- 肩から膝までが一直線になったら2秒キープ
- ゆっくり下ろして10回繰り返す
③腸腰筋エクササイズ
- 体育座りのように膝を立てて座り、太ももの裏を両手で支える
- 息を吐きながら背中を丸め、骨盤を後ろにコロンと倒す
- 息を吸いながら骨盤を前に立てるように引っ張り、目線を斜め上へ向け、背筋をスッと伸ばす
- 呼吸に合わせて丸める・伸ばすを10〜50回繰り返す
まとめ
反り腰だけでなく、「スウェイバック姿勢」も腰痛や体型崩れの原因になります。
自分の姿勢を知り、筋肉のバランスを整えることで、疲れにくく美しい姿勢を手に入れましょう!スウェイバックや反り腰など、女性特有の姿勢のクセや筋力バランスは、プロのサポートでぐんと改善が早まります!
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守谷市・つくば市・土浦市にある「REVIAパーソナルジム」はパーソナルトレーナーだけでなく、管理栄養士やヨガインストラクターも揃っています。お客様に合ったトレーニング指導から食事指導まで幅広くサポートいたします。身体に関するお悩みがある方は、お気軽にご連絡やご相談をお待ちしております。
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