
1. はじめに|その「姿勢を正す」が反り腰を悪化させているかも?
こんにちは!女性専門パーソナルジムREVIA(レヴィア)です。
今回は、特に女性に多いお悩みのひとつ「反り腰」について解説します!
「姿勢が悪いから、もっと胸を張ろう」
「骨盤をまっすぐにする“ニュートラルポジション”が正解なんでしょ?」
こんなふうに、“正しい姿勢を意識しているつもり”でも、
実はそれが原因で、かえって反り腰を悪化させてしまっていることがあります。
特にまじめな人ほど、
- 背筋を無理に伸ばす
- お腹を締めるつもりでお尻をぎゅっと固める
- いい姿勢を意識して動きを止めてしまう
……そんな“力づくの姿勢”がクセになっていませんか?
一見、良さそうに見えるその姿勢も、実は
「形だけを整えて、中身(筋肉の使い方や感覚)を無視した状態」になっている可能性があるのです。
そこでこの記事では、反り腰改善の本質である「姿勢を“正す”のではなく、“整える”」という視点から、あなたの体が本来持っている“支える力”を取り戻すアプローチを紹介していきます。
これまで何をやっても姿勢が変わらなかった方、
姿勢改善が逆にしんどく感じていた方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
2. 反り腰とは?
反り腰とは、腰椎(腰の骨)が過剰に反り、骨盤が前に傾いた状態のこと。見た目は背筋が伸びているように見えるかもしれませんが、実は腰にかなりの負担がかかっている姿勢です。
反り腰の主な原因とは?
反り腰(腰椎前弯過剰)は、「ただ姿勢が悪い」だけで起きるものではなく、筋肉の使い方や生活習慣の積み重ねによって起こります。ここでは、反り腰を引き起こす代表的な要因を詳しくご紹介します。

① 筋力バランスの崩れ
反り腰の大きな原因のひとつが、筋肉のアンバランスです。
本来、正しい姿勢を保つには、腹筋・背筋・お尻・太ももなど、体の前後の筋肉がバランスよく働いている必要があります。しかし現代人は下記のような状態になっていることが多いです。
- デスクワークやスマホ操作で腹筋が弱くなりがち
- 太ももや股間節の前側(大腿直筋・腸腰筋など)が硬く、短くなっている
- 運動不足でお尻の筋肉(大殿筋など)も使われにくい
- 腰(脊柱起立筋など)が緊張してる
こうなると、骨盤が前に引っ張られ、腰が反った不安定な姿勢に。筋肉の「使いすぎ」と「使わなすぎ」のアンバランスが、反り腰の土台をつくってしまうのです。
腸腰筋が硬くなると骨盤が前傾して反り腰になり、前ももに負担がかかって前ももの張りにもつながってしまいます。詳しくはこちらのブログをご覧ください👇
【前ももが前に張り出している…その原因、腸腰筋にあるかもしれません】
② 長時間の座り姿勢
私たちのライフスタイルで避けがたいのが「座りっぱなし」です。
- オフィスワークやリモート勤務
- スマホ・タブレットの操作
- 長時間の運転や授業
こういった時間が長くなると、骨盤が後ろに倒れ(後傾)、その状態で上半身を保とうとして腰が反るクセがついてしまいます。
さらに、座っている間はお尻や腹筋もほとんど使われません。結果、姿勢を保つための筋肉がどんどん弱くなり、反り腰が定着してしまいます。
③ 姿勢のクセ・生活習慣
反り腰は「骨格の問題」ではなく、日々のクセや無意識の姿勢の積み重ねでも簡単に起こります。
こんな習慣、ありませんか?
- 片足に体重をかけて立つ(いわゆる“お姉さん立ち”)
- 胸を張りすぎる(背筋を伸ばそうとして過剰に反る)
- 歩くときに腰が前に出ている
- 長時間、腰を反ったまま立ち仕事(流し台に寄りかかる等)
これらはどれも、腰や骨盤に負担をかけ、反り腰につながる姿勢パターンです。
「いい姿勢を意識していたのに、逆に腰に負担をかけていた」というケースも少なくありません。
3. ニュートラルポジションは“基準”であって“ゴール”じゃない
「骨盤はニュートラルが正しい位置です」
「姿勢はニュートラルポジションをキープしましょう」
──そんな言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。
たしかに、ニュートラルポジションは「体の基準」を知るうえでとても重要です。
とくに反り腰や猫背など、姿勢が崩れている人にとっては、まず自分の骨盤や背骨が「今どこにあるのか」を認識するための“スタート地点”になります。
ですが──
ニュートラルは 「そこにい続けるための場所」ではありません。
「ニュートラル=止まる姿勢」と思い込んでしまうと、筋肉はガチガチに緊張し、動きにくく、疲れやすい体になってしまいます。
本当に大切なのは、「動いて、戻れる」体の感覚なのです。
ニュートラルポジションは、ずっとキープするための場所ではなく、「戻る基準点」です。
前傾しても後傾しても、自然とニュートラルに戻れることが、体の安定性や柔軟性につながります。
つまり、姿勢は“形を固定する”のではなく、自由に動かしながらコントロールするもの。
反り腰の改善には、この「動けるのに崩れない感覚」、「固めない安定感」を身につけることが欠かせません。
4. 反り腰を整えるための3ステップ
ここからは、反り腰を改善するための実践的なアプローチを3ステップに分けてご紹介します。
「形を整える」よりも「感覚を育てる」ことを意識して、少しずつ体に変化を起こしていきましょう。
🎥詳しくはこちらのYouTube動画をご覧ください👇
ステップ①:骨盤を“動かせる”ようにする
まずは、固まってしまった骨盤の動きを取り戻すことから始めましょう。反り腰の方は、骨盤が前傾でロックされていることが多く、後傾への動きが極端に苦手になっています。
おすすめエクササイズ:骨盤前後チルト
- 仰向けで寝転び、膝を立てる
- 息を吐きながら、おへそを床に近づけるように骨盤を後傾
- 吸いながら、尾てい骨を床に押しつけるように前傾
- ゆっくり5~10回繰り返す
この動きに慣れてくると、骨盤の可動性が増し、姿勢のコントロールがしやすくなっていきます。
ステップ②:体幹の“支える力”を育てる
反り腰は、体を「支える力」が弱くなっているサインでもあります。特に腹筋群(とくに腹横筋)やお尻(大殿筋)の働きを引き出すことがポイントです。
おすすめエクササイズ:ドローイン+ヒップリフト
- 仰向けに寝て膝を立てる
- 息を吐きながらお腹を軽くへこませる(ドローイン)
- ドローインしたまま、お尻をゆっくり持ち上げていく(骨盤後傾して腰は反らずに、踵をお尻に近づけるようなイメージで持ち上げる)
- 「お腹をガチガチに固める」必要はなく、軽くへこませて、自然に呼吸できる程度でお尻の上げ下げを5~10回繰り返す
この動きで、「腹筋とお尻を同時に使う感覚」を育てていきます。
ステップ③:動きの中でニュートラルを探す
「ニュートラルポジション」を理解するには、止まった状態よりも“動きの中”で体を感じることが効果的です。
おすすめワーク:四つ這いロッキング
- 四つ這いになり、手は肩の下・膝は腰の下にセット
- 顎を軽く引き、背中を反らさず、ニュートラルを保ったまま、体を前後にゆっくり10〜15回揺らす
- 腰が反ったり丸まったりしないよう、お腹とお尻でコントロール
- 次に、左右にも10〜15回揺らす
- 最後に、前 → 横 → 後ろ → 反対側の横へと、ゆっくり円を描くように動かす
- 時計回り、反時計回りゆっくり10〜15回回す
このエクササイズは「姿勢を保ったまま動く」=動ける安定感を育てるのに最適です。
5. おわり|少しずつ、でも確実に変わっていく
反り腰を改善するために、難しいことをする必要はありません。
- 骨盤を動かせるようにする
- 支える筋肉を育てる
- 動きの中で姿勢を感じる
この3つを繰り返すだけでも、あなたの体は少しずつ「自然な安定感」を取り戻していきます。
「いい姿勢=我慢するもの」ではなく、「動きやすく、疲れにくい体」を目指すことが、反り腰改善のいちばんの近道です。
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当ジムお客様の反り腰ビフォーアフターの変化についてぜひ下記ブログをご覧ください👇
【ビフォーアフター写真あり】30代女性の反り腰改善!女性専門パーソナルジムREVIAでの変化とは?

守谷市・つくば市・土浦市にある「REVIAパーソナルジム」はパーソナルトレーナーだけでなく、管理栄養士やヨガインストラクターも揃っています。お客様に合ったトレーニング指導から食事指導まで幅広くサポートいたします。身体に関するお悩みがある方は、お気軽にご連絡やご相談をお待ちしております。
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